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定期テストや高校入試にも役立つ中学歴史のまとめ『日清戦争と日露戦争』

定期テストや高校入試にも役立つ中学歴史のまとめ『日清戦争と日露戦争』

2024/11/27

中学生にとって、社会の歴史は重要教科の一つです。歴史は覚えることも多いので、各時代別に時代の流れや特徴を押さえることが必要です。この記事では数回にわたって、各時代別の概要やキーワード・キーパーソンなどを紹介し、それぞれの時代がどんな特徴を持つのかを把握してもらいたいと思います。第8回目は明治時代②の内容となります。どうぞご覧ください !

目次

    日清戦争

    1894年7月に、ソウル近くの豊島沖で日本軍と清国が激突。これを「成歓の戦い(日清戦争の最初の主要な陸戦)」と言います。

    そして8月1日に日本が清国に対して宣戦布告をしたことにより、日清戦争が開戦しました。

    この戦争は、近代日本が行った初めての外国との戦争です。

    この戦いに日本は勝利し、1895年(明治28年)に下関条約が結ばれました。この条約で台湾を領有し、総督府を置いて植民地支配を進めました。また朝鮮は1897年に大韓帝国に国名を改称し、清から独立しました。

    下関条約の主な内容は以下の通りです。

    清国は朝鮮の独立を認めること

    清国は遼東半島(りょうとうはんとう)、台湾、澎湖諸島(ほうこしょとう)、を日本に譲り渡すこと

    清国は賠償金として2億両(約3億1000万円)を日本に支払うこと

    日本は下関条約によって様々な利益を得ましたが、このことについてヨーロッパの列強国は黙っていませんでした。特に遼東半島が日本のものになることはロシアにとって不都合なことでした。

    1895年4月、ロシアは仲の良かったドイツとフランスとともに遼東半島を返還するよう日本に圧力をかけました。日本はこの要求に従い、1895年5月、遼東半島放棄を閣議決定しました。

    この出来事を「三国干渉」といいます。

    日露戦争

    日露戦争は日本とロシアの間で、1904年(明治37年)から翌年の1905年(明治38年)にかけて行われた戦争です。日本は日清戦争で手に入れた遼東半島をロシア・ドイツ・フランスからの返還要求によって手放しましたが、その後、ロシアは清国で起きた義和団事件(義和団が生活に苦しむ農民を集めて起こした外国の勢力を排除しようとした事件)を鎮圧するために満州に軍を派遣し、満州全土を占領します。

    これを受けて、朝鮮半島もロシアに支配されかねないと危惧した日本は、イギリスと日英同盟を結んで、朝鮮半島と満州の権益をめぐってロシアに対抗しました。これによって日露戦争が勃発します。
    日本軍は戦いを有利に進め、アメリカとイギリスは日本をバックアップしました。ロシア国内では専制政治への反対運動がおこり、1905年(明治36年)の奉天会戦や日本海海戦で日本が勝利を収めたのを見て、アメリカが仲介してポーツマス条約が結ばれました。ロシアは清での日本の権利を認め、満州では日露協約を結んで、開発などで協力し合うことを決めました。

    ポーツマス条約の主な内容は以下の通りです

    日本が朝鮮半島の保護権を持つこと

    両国とも満州から撤退すること

    ロシアは長春以南の鉄道利権などを日本に譲渡すること

    ロシアは樺太(サハリン)を日本に割譲すること

    日本海、オホーツク海、ベーリング海のロシア領地沿岸における日本の漁業権を認めること

    戦争は終わりましたが、賠償金を得られなかったことや日本の得た権限が少なかったことで、日本国民は不満を抱きます。

    日露戦争で、日本は国際的な地位を確立し、列強国の一員になったという意識が生まれました。

    この戦争の中で、日本は韓国を植民地化しようと外交権を奪い、韓国統監府(かんこくそうとくふ)を置いて伊藤博文が統監(とうかん)に就任しました。さらに1910年(明治43年)には韓国を併合し、朝鮮総督府を設置して、植民地支配を強くしていきました。この支配は1945年(昭和20年)まで続きました。

    満州では、ポーツマス条約で得た利権を使って、南満州鉄道株式会社をつくって満州の経済的な利権を拡大しようとしました。

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