中学生の古文読解対策!定期テストや高校入試にも役立つ勉強法とは?
2023/10/23
中学生のみなさんは国語の古文は文字や単語が現代と異なるため、読み方や意味を理解することが難しいと感じている人もいるかもしれません。そこで今回は、中学古文の勉強の仕方のコツについて解説していきます。定期テストや実力テストの勉強にも役立つと思いますので、古文(古典)に苦手意識がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
まずは本文を音読しよう!
古文が苦手な人はまずは本文を音読することから始めましょう。その際にや歴史的仮名遣いの読み方をまずはマスターしましょう。
例えばハ行「は・ひ・ふ・へ・ほ」は「ワ・イ・ウ・エ・オ」と読みます。(ただし、単語の最初のハ行はそのまま読む)
【例】にほひ→ニオイ はな →ハナ
「ゐ」・「ゑ」・助詞以外の「を」は「い・え・お」に置き換えます。
【例】ゐど→いど(井戸) こゑ→こえ(声) をとこ→おとこ(男)
他にもいくつか決まりがありますので、読み方に十分気をつけて、正確に読めるように同じ文を何度も繰り返し練習しましょう。古文読解の基本は現代文や英文などと同様に、まずは音読が肝心です。
現代語訳を覚えよう! その1
古文が問題なく読めるようになったら、次に本文の現代語訳を確認しましょう。訳は教科書や問題集には大体書いてありますので、それを読みながら、本文と照らし合わせて古語の意味や独特の表現を覚えていきましょう。その際、現代の意味と違う言葉も多いので、それに注意しながら、覚えて
文章全体の意味を確認していきましょう。
【現代と意味がちがう語の例】
■あはれ
【古】情緒が深い、かわいい、悲しい、愛情、悲哀
【現】かわいそうである、悲哀
■ありがたし
【古】きわめてまれだ、尊い、生きることが難しい
【現】感謝したい、もったいない
■いまいまし
【古】忌み慎まなければならない、不吉である
【現】腹立たしい
■うつくし
【古】かわいらしい、愛らしい、きれいだ、りっぱだ
【現】きれいだ
■おとなし
【古】大人らしい、大人びている、思慮分別がある、おもだった。
【現】おちついて穏やかである
■おどろく
【古】はっと気づく、目が覚める
【現】びっくりする
現代語訳を覚えよう! その2
現代語訳を覚える際に登場人物や話の流れを把握することが重要です。古文では同一人物が,名前や職業名などといった異なる名称で登場することがありますので、人物名を丸で囲みながら読むと,登場人物を把握しやすくなります。人物の動作やセリフ、気持ちを表す言葉は「だれの言葉・だれの行動なのか」を考えながら読んでいきましょう。
また古文では主語や助詞などが省略される場合も多いです。近くにある人物名などを手がかりに主語を補いながら、文の意味を考えるようにしましょう。
敬語や文脈からも,主語を推測できることがあります。尊敬語・謙譲語・丁寧語の違いを理解し、文脈の把握に役立てましょう。
代表的な作品を読んでみよう!
これまでのポイントを意識した上で、古文の問題に取り組みましょう。最初は難しいかもしれませんが、慣れてくると文の流れや意味を把握できる力がついてくると思います。古文に慣れ親しむためにもたくさんの文章を読むことをおすすめします。以下に代表的な作品を紹介しておきます。これらの作品はテストや入試にもよく出題されますので、時間を見つけて読んでおきましょう。
代表的な作品・・・竹取物語、枕草子、平家物語、 おくの細道、万葉集、古今和歌集、新古今和歌集
島根県の松江市鹿島町・東出雲町、出雲市斐川町、雲南市三刀屋町を拠点とする栄進塾では国語の授業内で古文を扱っております。苦手な方はぜひ受講をご検討ください。定期テスト・高校受験対策もしっかり行いますので、受講をご希望の場合は当ホームページのお問い合わせフォームまたは教室一覧の教室専用LINEからお申し込みください。