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定期テストや高校入試にも役立つ中学歴史の時代別まとめ『明治時代①』

定期テストや高校入試にも役立つ中学歴史の時代別まとめ『明治時代①』

2024/09/16

中学生にとって、社会の歴史は重要教科の一つです。歴史は覚えることも多いので、各時代別に時代の流れや特徴を押さえることが必要です。この記事では数回にわたって、各時代別の概要やキーワード・キーパーソンなどを紹介し、それぞれの時代がどんな特徴を持つのかを把握してもらいたいと思います。第8回目は明治時代の内容となります。どうぞご覧ください !

目次

    明治維新

    1868年(明治元年)江戸幕府にかわって新しい政府が誕生し、近代国家に生まれ変わるための多くの改革を行ない、その指針を五箇条のご誓文(せいもん)として発表しました。同年9月に明治元年に改元。江戸は東京に名前を変え、明治天皇も京都から東京に移り住みました。また、倒幕に貢献した薩摩藩や長州藩出身者で固められた明治政府は、幕藩体制を解体し、中央集権を確立。日本は、近代国家への道を歩み始めることとなったのです。これを明治維新と呼びます。新政府は、中央集権国家をめざし、版籍奉還(はんせきほうかん)によって、藩の土地と民衆を政府に返すようにしました。1871年(明治4年)には地方制度を見直して、廃藩置県を行ない、各県に県知事を任命して治めるようにしました。また天皇や皇族以外のすべての人を平等にするために身分制度を廃止し、民衆も名字を名乗り、住む場所や職業、結婚も自由にできるようになりました。一方で身分の象徴であるちょんまげや刀を持つことも禁止しました。

    富国強兵

    明治時代になり、欧米列強との外交を本格的に始めたとき、明治政府は政治の動かし方から社会制度・経済・軍事力・国民の学力まで、あらゆる面で日本は欧米列強に対して後れを取ってることを痛感し、このままでは、欧米諸国と対等に外交できないばかりか、侵略され植民地化される恐れもあると考え、富国強兵を合言葉に経済を発展させ、軍隊を強くすることを目指しました。を図ろうとしました。この時に行なわれた学制、兵制、税制の改革は、現代の基礎となっています。

    同時に、教育の普及が日本の発展に必要と考え、1872年(明治5年)に学制を公布し、小学校から大学までの学校制度を定めました。これにより小学校が各地でつくられ、大学などの高等教育では海外の近代的な学問や技術を積極的に取り入れました。

    また兵制は、1873年(明治6年)に徴兵令を出し、満20歳の男子は兵役を義務づけました。税制では、1873年に地租改正を行い、国民に土地の所有を認めた上で、土地に対する税を徴収するようにしました。

    文明開化

    政府の近代化政策により欧米の文化がさかんに入って、民衆の生活も変化してきました。これを文明開化と呼びます。明治時代初期の文明開化の象徴として知られているのが、「ざんぎり頭をたたいてみれば文明開化の音がする」という、当時の流行歌の文句です。871年(明治4年)、明治政府は、髷(まげ)を落とし、帯刀(日本刀を常に所持すること)しないことを決定した「散髪脱刀令」(さんぱつだっとうれい)を公布。同時に洋服の着用が官吏・巡査から、次第に民間へ広まっていったことと相まって、ざんぎり頭は明治時代における新風俗の象徴として捉えられたのでした。
    また、東京及び開港場には、レンガ造の「洋風建築」が建てられ、「ガス灯」が並びました。さらに、「人力車」、「鉄道馬車」も登場。鉄道馬車は、軌道上(線路)を走る馬車を用いた輸送機関で、1836年(天保7年)にアメリカのニューヨークで市内交通機関として誕生しました。
    また、西洋化の波は食生活にも押し寄せます。それまで魚食を主体としていた日本へ牛肉・豚肉、パンを食べる習慣が流入し、一般家庭に肉食とパン食が普及し始めました。
    教育面では、1871年(明治4年)に「文部省」が新設され、翌1872年(明治5年)にはフランスの学校制度に倣った統一的な「学制」が公布されました。教育制度の整備は、主として明治政府の力で進められましたが、1868年(明治元年)には教育者の「福沢諭吉」(ふくざわゆきち)が「慶應義塾」(けいおうぎじゅく:現在の慶應義塾大学の前身)を、1875年(明治8年)には「新島襄」(にいじまじょう)が「同志社」(どうししゃ:現在の同志社大学の前身)を創設するなど私立学校も次々と創設されていき、それぞれ特色ある学風を発揮していったのです。印刷の普及で新聞が発行されると、福沢諭吉の「学問のすすめ」や中江兆民のルソーの思想など、新しい思想も紹介されました。

    明治時代①のキーワード

    【キーワード】

    五箇条のご誓文

    明治政府の基本方針を示した5つの条文。

    廃藩置県

    江戸時代の藩を廃止して新たに県を置き、地方自治の新しい方向をめざした。

    初等教育に力を入れ、6歳以上の男女すべてに小学校で教育を受けさせるようにした。

    地租改正

    土地の所有者と価格を定めて地券を発行し、土地の価値をそれまでの収穫高から地価に変更した。地価の3%を税金として所有者がおさめるようになった。

    文明開化

    服装や食べ物など民衆の生活が欧米化してきた。

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