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定期テストや高校入試にも役立つ中学歴史の時代別まとめ『奈良時代・飛鳥文化・天平文化』

定期テストや高校入試にも役立つ中学歴史の時代別まとめ『奈良時代・飛鳥文化・天平文化』

2024/01/18

中学生にとって、社会の歴史は重要教科の一つです。歴史は覚えることも多いので、各時代別に時代の流れや特徴を押さえることが必要です。この記事では数回にわたって、各時代別の概要やキーワード・キーパーソンなどを紹介し、それぞれの時代がどんな特徴を持つのかを把握してもらいたいと思います。第3回目は奈良時代・飛鳥文化・天平文化の内容となります。どうぞご覧ください !

目次

    奈良時代 ①平城京と貨幣経済

    元明天皇(げんめいてんのう)によって平城京に都が移された710年(和銅3年)から、「平安京」(現在の京都府京都市)への遷都が行われた794年(延暦13年)までを奈良時代と呼びます。唐の都であった長安(ちょうあん)を模倣してつくられた平城京には約10万人が生活しており、東西二つの市(いち)では、各地から送られてきた産物などが売買されました。このため、唐にならって貨幣(かへい)となる「和同開珎(わどうかいちん・わどうかいほう)」が発行されました。朝廷は物々交換から貨幣経済への移行を果たすことで、財政悪化に歯止めを掛けようと考えました。

    各地方には「国府」と呼ばれる役所が置かれ、地方の豪族が任命された郡司(ぐんじ)を指揮して政治を行いました。九州には政治のほかに防衛や外交を行なう太宰府(だざいふ)が置かれ、東北には多賀城がつくられました。都と地方を結ぶ道路も整備され、駅が設置されました。

    奈良時代 ②身分制度と負担の義務

    奈良時代の人々は、良民と奴碑(ぬひ)などの賤民(せんみん)に分けて、戸籍に登録されました。賤民は個人の自由というものがなく、そのなかでも奴婢(ぬひ)と呼ばれる人たちはいわゆる奴隷として扱われ、人々に売り買いされてひどい扱いを受けていました。良民とされる農民たちであっても暮らし向きはよくありませんでした。戸籍に登録された人は、身分に応じて口分田(くぶんでん)が与えられ、その人が死ぬと国に土地を返すしくみになっていました。この制度を班田収授法(はんでんしゅうじゅのほう)と言います。口分田の面積に応じて、今の税金のような「租(そ)」を国におさめ、このほかに一般男子は庸(よう)、調(ちょう)として布や特産物をおさめる税がありました。また、兵役の義務を課され、九州北部の防衛に送られる人は防人(さきもり)と呼ばれました。人々は防人に行ったからといって給料をもらえるわけではなく、道中にかかる食費や旅費などすべてが農民の自己負担となり、たとえ子どもがいたとしても子どもを置いて防人としての任務を果たさければならないという過酷な制度でした。

    奈良時代 ③土地の制度

    人口が増え、口分田が不足してくると、朝廷は743年に墾田永年私財法(こんでんえいねんしざいのほう)を発令し、人々に新しい土地の開墾をすすめました。この法律は新しく開墾した土地は、永久に私有化できるというもので、租の負担はありましたが、私有地として子孫に伝えたり売ったりすることができました。これにより貴族や寺院、郡司などは、まわりの農民を使って開墾したり、開墾した土地を買い取ったりして私有地を増やしていきました。こうした貴族や寺院の私有地は、荘園(しょうえん)と呼ばれるようになりました。

    【キーワード・キーパーソン】

    『平城京』
    奈良盆地北部につくられた都。

    『和同開珎』
    人々の生活品を売買するためにつくられた貨幣。

    『口分田』
    国が戸籍に登録している人に与えた土地。

    『班田収授法』
    口分田を与えた人が死ぬと土地を国に返す制度。

    『墾田永年私財法』
    新しく開墾した土地は、口分田と同じように租を負担するが、私有地として売ったり子孫に与えたりできる法律

    『聖武天皇(しょうむてんのう)』
    仏教を深く信奉した天皇で、仏教によって国を守る「鎮護国家」(ちんごこっか)を掲げ、全国に国分寺(こくぶんじ)や国分尼寺(こくぶんにじ)を建立し、晩年は東大寺(とうだいじ)の大仏建立に力を注ぎました。

    飛鳥文化

    6世紀中ごろに、百済から仏教が伝わり、全国的に広まっていきました。これにより死後の世界や幸福感が変化していき、豪族の中には古墳にかわって寺をつくることで権力を示す者も現れました。奈良盆地南部の飛鳥地方では、蘇我氏や聖徳太子によって仏教が広められ、仏像や寺などが多くつくられました。仏教の影響を強く受けたこのころの文化を、飛鳥(あすか)文化と呼び、南北朝時代の中国やインド、西アジアなどの影響も見られます。聖徳太子は法隆寺を建てました。五重塔や金堂を中心とする「西院伽藍」(さいいんがらん)は現存する木造建築の中で世界最古と言われています。境内にもその随所に飛鳥文化を象徴する仏像や仏具が集まっており、金堂の御本尊「釈迦三尊像」(しゃかさんぞんぞう)や百済観音堂に安置された「百済観音像」(くだらかんのんぞう)、大宝蔵院にある「玉虫厨子」(たまむしのずし)なども代表作として有名です。

    これらは中国だけでなくインドやペルシア(現在のイラン周辺)、ギリシャなどシルクロード沿いの国々の影響を受けており、異国情緒に満ちた作風や様式が特徴です。なお、法隆寺以外の寺院では、聖徳太子が発願(ほつがん:神仏に願を掛けること)して建立された四天王寺や、蘇我馬子が造営した法興寺(のちの飛鳥寺)なども、飛鳥文化の中核を成しました。

    【キーワード・キーパーソン】

    『飛鳥文化』
    奈良盆地南部の飛鳥地方で、仏教の影響を強く受けた寺や仏像などに見られる文化。

    『法隆寺』
    聖徳太子がつくったとされる寺で、世界最古の木造建築として世界的に有名。

    天平文化

    8世紀になると、朝廷は唐の文化や制度を学ぶために遣唐使を送り、遣唐使によって国際色豊かな仏教文化が都を中心に広まりました。これを天平(てんぴょう)文化と呼び、唐を中心にインドやペルシアなど、世界各地の影響を受けた文化となりました。平城京を中心に壮大で華麗な建造物や仏像などが次々と造られました。その代表格が東大寺大仏殿の盧舎那仏像です。座高約15mにも及び、建造当時は金箔が施された豪華絢爛な姿でした。また東大寺の正倉院(しょうそういん)には、遣唐使が唐から持ち帰ったものや大陸から伝わったものが宝物(ほうもつ)として保管されています。彫刻作品では、同じく東大寺に安置された「不空羂索観音」(ふくうけんさくかんのん/ふくうけんじゃくかんのん)や「四天王立像」(してんのうりつぞう)の他、「興福寺」(こうふくじ:奈良県奈良市)の「阿修羅像」(あしゅらぞう)、唐招提寺の「鑑真和上坐像」(がんじんわじょうぞう)などが、天平文化を代表する作品として知られています。

    天平文化が繁栄した時期には、後世に残る文学作品も多々登場しました。

    具体例としては歴史書の古事記や日本書紀をはじめ、地方に受け継がれる伝説をまとめた「風土記」(ふどき)、日本最古の漢詩集「懐風藻」(かいふうそう)などが挙げられます。またこの頃には、「山上憶良」(やまのうえのおくら)や「大伴家持」(おおとものやかもち)、「山部赤人」(やまべのあかひと)ら著名な歌人も次々と現れ、奈良時代末期には、日本最古の和歌集「万葉集」(まんようしゅう)も成立。

    編纂者は分かっていませんが、身分を問わずに天皇から下級官人まで約4,500首以上を集めたのは、当時としては画期的な編纂方法でした。万葉集は、日本文学の源流として時代を越えて読み継がれ、平安時代に花開いた「国風文化」(こくふうぶんか)にも多大な影響を及ぼしたと言われています。

    【キーワード・キーパーソン】

    『天平文化』
    8世紀の仏教や唐の文化の影響を受けた建築や仏像、絵画などに見られる文化。

    『正倉院』
    東大寺にあって、大陸から伝わったものや遣唐使が持ち帰ったものを保管した宝物用の建物。

    『国分寺・国分尼寺』
    聖武天皇と光明皇后が、仏教の力で国を守ろうと国ごとにつくらせた寺。

    『古事記・日本書紀』
    日本の神話や伝承などをまとめた歴史書。

    『風土記』
    地方の自然や産物、伝説などを記した記録書。

    『万葉集』
    奈良時代の末に、大伴家持(おおとものやかもち)がまとめたと言われる和歌を集めたもので、天皇や貴族以外に防人や農民の歌もおさめられている。

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